はじめに
妊娠初期は大切な時期。ついついこれまで通りの日常生活を送ってしまわないように自分の行動にも気を配ることが大切です。初めての経験だと特に、いつもの行動の中でどのようなことに注意するべきか悩んでいる妊婦さんも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、これだけは知っておきたい妊娠初期の日常生活での注意点~行動編~をご紹介します。
タバコを吸う人の近くに行かないように!
タバコには、さまざまな有害物質が含まれています。タバコが赤ちゃんに悪影響を与えることは医学的に証明されており、特に出生時の低体重に影響を与えるとも言われています。もし、あなたが喫煙者ならすぐに禁煙しましょう。また、自分が喫煙者でなくても、人が吸うタバコの煙に近づかないようにすることが大切です。
睡眠と休息を大切に過ごしましょう
自分自身の体の声に耳を傾けるようにし、少しでも「疲れたな」と感じたら我慢せずに休むことも大切です。また、妊娠中はとても眠くなります。夜つわりなどで眠れなかった時も、昼間に少しでも睡眠をとるように心掛けてみてください。
妊娠中の姿勢で気をつけること
妊娠中は、体重増加やお腹が大きくなっていくことにより体の重心にも変化がでてきます。バランスの悪い姿勢を続けていると、お腹の負担になったり腰痛の原因となることもありますので、正しい姿勢を保つように心掛けましょう。
高いところのものをとる時は?
基本的に高いところのものを妊娠中の人がとることはおすすめしません。なぜなら、転倒などの危険が高まるからです。これくらいなら、と思って自分でやってしまいがちですが、できるだけ家族や周りの人の力をかりましょう。
階段を昇る時の注意!
妊娠前はひょいひょい階段を昇っていた人も、妊娠中は慎重に。重心がとりにくい妊娠中の階段の昇り降りは、手すりなどにつかまり転倒に気をつけてゆっくりと、を心掛けてください。
毎日の家事の中で気をつけること
特にトラブルがない場合は、毎日の家事は妊娠中でもいつもどおりこなしてOK。特に近くへの買い物はちょっとした運動にもなるため良いでしょう。しかし、やはり無理は禁物です。「慣れていることを8割程度に抑えて」を目安に動くようにすると調度良いかと思います。疲れたと感じる前にちょっと休むくらいの気持ちで。また、お腹を圧迫するような姿勢をとる浴槽の掃除などは避けることが大切です。
周りの人にもっと頼ろう!
筆者は、「何でも自分で完璧やらなければ!」と考えてしまうところがあったのですが、妊娠してから、無理な行動をしないで周りの人に頼ることも大切だと感じるようになりました。無理をして何かあったら家族や職場の方にも心配と迷惑をかけてしまいます。まだお腹も大きくなく、体調にも大きな変化がない時にはいつもどおりの行動をしてしまいがちですが、お腹の赤ちゃんの命をいつも感じていれば、おのずと守ろうとする「母性」があなたにまわりに頼る気持ちを起こさせるのではないでしょうか?
おわりに
今回のコラム、いかがでしたでしょうか。いつも「自分だけの体ではない」という気持ちを大切に過ごしていれば、きっと本能的に持っている「母性」があなたを自然と良い方向へ導いてくれるのではないかと思います。妊娠初期の大切な時期、ママの体もお腹の赤ちゃんも健やかに過ごして下さいね。